会社設立時の事業目的について、最後に注意しておかなければならないのは許認可との関係です。

 

世の中の事業の多くは、思い立ったらすぐに始めることが可能です。

しかし一部の事業については、所管の役所の許可を受けてからでないと行うことができません。

そのような事業を許認可事業と言い、代表的なものに不動産業(宅建業)、介護サービス、

労働者派遣、飲食業、運送業などがあります。

許認可事業を会社(法人)で行う場合の一般的な流れは以下のとおりです。

 

許認可事業を定款に記載したうえで会社設立を行う。

許認可を受ける。

許認可事業開始

 

この場合、事業目的に許認可事業を記載しておかないと許認可そのものを受けることができません。

うっかり入れ忘れて後から事業目的の追加が必要となり、余分な登記費用がかかるケースがあります。

許認可事業での会社設立をお考えの方は十分ご注意下さい。