事業目的には数の上限がありません。
したがって会社設立時に30件でも50件でも記載することは可能です。
しかし設立したばかりの会社が50件もの事業を行うことは現実的ではありませんね。
それに事業目的は定款や履歴事項全部証明書(謄本)にも記載されますので、
貴社の取引先、取引銀行も目にするものです。
そこであまりにたくさんの事業目的が書いてあると、何をやりたい会社なのか
少しぼやけた印象をあたえることにもなりかねません。
一般的には会社設立当初において記載する事業目的は4、5件から10件くらいまでに
しておくケースが多いと言えるでしょう。
それでは逆に事業目的が少ない場合はどうでしょうか?
やりたい事業が明確であれば、事業目的が一つだけでも特に問題ありません。
後からやりたい事業が増えれば、登記費用はかかりますが事業目的を追加することも可能です。
なお事業目的では最後に必ず「前各号に附帯する一切の業務」という項目を記載します。
例えば「婦人服の販売だけ行う」という場合でも、事業目的は
1、婦人服の販売
2、前各号に附帯する一切の業務
となりますので、事業目的は最低でも2件記載されるということになります。