商号を決める際に一番重視すべきポイントは何でしょうか?

 

例えばイメージを重視してカタカナやアルファベットの商号にするか、わかりやすさ・

伝わりやすさを重視して「○○建設」「○○不動産」のような商号にするかという点も大切でしょう。

 

しかし最もお伝えしたいことは、会社設立する皆様ご自身にとって気持ちの

良い商号にして下さいということです。

名刺を交換するたびに、電話で名乗るたびに、「俺はなんて素敵な会社名を考えたのだろう」と

うっとりするくらい、自分好みの名前にしてほしいということです。

 

そもそも皆様はなぜ会社設立をされるのでしょうか。

経済的成功のため、社会貢献のため、様々な理由があると思いますが、突き詰めればそれが

自分自身にとって心地よいものでなければならないと堺みらい税理士事務所では考えています。

あまりにもマーケティングや競合他社を意識して会社名を考えた結果、なんだか自分自身の心には

響かない社名にしてしまったら、何のための会社設立かわからなくなってしまうと思うのです。

 

但しご自身の好みを重視されるとしても、以下のケースは運営上不利になる恐れも

ありますのでご注意下さい。

・お客様が読めないような難しい漢字を使う。

・電話で名乗りにくいほどの長い社名にする。

・明らかに反社会的であったりイメージの悪い語句が使用されている。

 

そのほかに商号についてのポイントは何があるでしょうか。

 

最近の会社設立ではホームページの活用など、インターネットとの関連を無視することはできません。

そのため商号についても対インターネットを意識される方が多いのですが、

堺みらい税理士事務所としてはインターネットを意識しすぎる必要はないと考えております。

 

と言いますのは、インターネット上の宣伝文句、SEO対策ではページタイトルやキーワードに

使う文言は商号と何のつながりもなく自由に決めることができるからです。

 

それから一昔前までは、電話帳に掲載される順番を考えてアイウエオで始まる社名を

希望される方がおられました。

 

しかしスマホ全盛の今日、電話帳は恐竜や公衆電話と同様に滅びつつあるのでこれも

全く意味がないと考えましょう。