メリット1 資本金を大きくすることができる。
会社設立において、資本金は新会社の信用力を対外的に示すほとんど唯一の指標です。
資本金が大きいということは、それだけその会社が余裕をもって事業を行えるということになります。
たとえば発起人の手元にキャッシュが100万円しかない場合、金銭出資だけなら資本金は100万円で
会社設立するしかありません。
ところが発起人が200万円の車を2台保有しており、それを会社のために提供することができるなら、
現物出資を行うことにより、資本金は合わせて500万円とすることができるのです。
メリット2 出資した現物を経費計上できる。
会社設立後、毎年の決算において会社は利益に応じて法人税や法人地方税を支払うことになります。
ところで会社設立で現物出資を行った場合、その出資した現物は減価償却という方法で数年間に
分けて経費にすることができるのです。
現物出資は自動的に一種の節税対策にもなるというわけです。