会社設立直後のさまざまなセールス

新規に会社を設立すると、法務局の登記情報に掲載されます。

 

登記は公開情報で、誰でも取得することができますから、堺市の何区に○○という社名の会社が設立されたことは誰でも知ることができるわけです。

一部の名簿業者は、新設法人リストを無料でインターネットに掲載しています。

 

さらに2016年からは法人番号(法人版マイナンバー)制度ができたことで、会社の基本情報(社名、所在地、設立時期)は一層確認しやすくなりました。

 

そのように会社設立の情報が広く出回ると、やってくるのが各種の営業攻勢です。

アスクル代理店、コピー機リース、さらには税理士事務所などなど。

設立直後の忙しい時期、ほとんどの場合はあまり相手にせず、適当にあしらうことになるかと思います。

もちろん、実際に会社に必要なものがあれば十分に比較検討したうえで、ご契約いただくことも良いでしょう。

 

但し、これらの営業攻勢のうち、非常に悪質なもの、特に気を付けていただきたいものを今回はお伝えしましょう。

 

それはホームページリース詐欺です。

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最も悪質なホームページリース詐欺

まず結論から書いておきますが、「ホームページを作りませんか」「SEO対策をしませんか」「強力な集客効果があります」と、相手からセールス(電話・メール・DMなど)してくる業者は、絶対に避けて下さい。

それらのほとんどは詐欺同様のものと考えて差支えありません。

 

会社を設立したら、早く会社のホームページを作りたい、お店やサービスを紹介したいと考えるのは当然の気持ちでしょう。

しかしちょっと待って下さい。

 

そもそも、会社のホームページを作るためには、事前に考えておかなければならないことが数多くあります。

・どんなページを作るのか

・どんな写真を載せるのか。

・ターゲットは誰か。

・費用対効果はどうか。

などなど。

 

制作業者に依頼する場合でも、上記の項目は必ず経営者自身が考えておくべきことです。

経営者自身が、インターネット・ホームページに関して最低限の知識を身に付けておかなければ、良いホームページは作れないのです。

 

 

しかし、会社設立直後の、経営者の焦る気持ちにつけこむのがホームページリース詐欺業者たちです。

 

彼らのセールストークはほぼ、型が決まっています。

「初期費用無料でホームページを作りませんか」

「リース契約が使えるので、毎月のお支払いは1万円or3万円or5万円で済みます」

「強力なSEO効果がついていますので、抜群の集客力です」

「ご満足いただけない場合は途中解約も可能です」

 

もちろん、彼らの提供するホームページやSEO対策などは実に薄っぺら、多少勉強している素人の方が余程ましなものができるくらいです。

 

料金面の特徴としては、同じサービスを提供するくせに月額料金が1万円から5万円、さらには10万円など、全く異なってきます。

要するセールストークをしながら、このカモはいくら位払えそうか、値踏みをして料金を決めているわけです。

 

さらに、リース契約ですから途中解約などはできません。

契約書上もその旨しっかり記載されています。

「契約時の説明と違う!」とクレームを入れても、詐欺業者の営業マンはだいたいすぐやめてしまいますから、うやむやにされてしまうでしょう。

こういう業者の営業マンは、他の詐欺まがい商法に手を染めていたごろつきばかりです。

 

契約した時点で詐欺業者はリース会社から代金回収完了、その後はサービスが無価値と気がついても、業者が倒産夜逃げしても、お客様は決められた期間、延々とリース料を払い続けなければなりません。

初期費用無料と言いながら、実質は数百万円分の一括契約というわけです。

 

「詐欺」と書きましたが、残念ながら刑事上の責任を問えないかもしれません。

まずはご自身のIT知識を高めて、このような業者にかかわりをもたないことです。

 

会社設立直後で資金面でも余裕のない時期、このような業者にひっかかると会社の存続も危うくなりかねません。十分に十分にご注意下さい。

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